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Feature|2018.09.19

Into the life of a woman /
YOU

自由に、着ままに、
ファッションを楽しみたい

ファッションも言葉も生き方も、
洗練されたセンスの持ち主として
世代を問わず多くの女性の憧れであり続ける、
タレントのYOUさんにインタビュー。
ファッションに造詣が深いYOUさんのオシャレ哲学とは?
今回は、YOUさんのファッションヒストリーと
お買い物のコツに迫ります。

――YOUさんがファッションに目覚めたのはいつ頃でしょうか?

「目覚めたというよりも、女子だし、お洋服は物心ついた頃からずっと好きでしたね。小学生の時から、毎日の洋服は自分で選んでいましたし。でも、女の子はみんなそうだったんじゃないかな?生まれながらに理屈抜きでお洋服とかオシャレが好きな子は多いですよね」

――当時はどんなお洋服を選ばれていたんですか?

「赤とかピンクよりも地味な色を選ぶ子でした。ネイビーとかベージュ、黒や茶色が多かったかな。形もフリルとかリボンとかチャラチャラしたのは苦手で、もっとシックで渋い感じが好きだったかもしれないです」

――シックな小学生!

「でも、それも10代半ばには変わって。以降は、その時々の自分の趣味や気分でファッションもどんどん変わっていきましたね。高校時代は、サーファースタイルだったし、10代終わり頃にパンクを聴いていた時は、パンクファッション。20代前半あたりで、DCブランドが流行っていた時は、黒っぽい洋服を着たりもしました。若い時のファッションは、好きなカルチャーの影響もあったのかもしれないです」

――その後、ファッションの転機はありましたか?

「30代に入った頃かな。30代、40代は、いわゆる“モード”なファッションを日常的に着るようになって。お高いものを着ていたし、“女性らしくて綺麗めな服”もよく着ていました。はたから見れば、男の人にモテそうな服だったかも(笑)。でも、それを狙ったというよりは、『普通の洋服が着たいな』と思ったんです。若い頃は自分の興味や好きなことの方が大切だったから、ちょっと奇抜なファッションが多かったけど。その反動か、30代や40代は普通に上質なワンピースを着てヒールを履いているのが楽しかった。今思えば、そのくらいの年齢の時は、1度、自分の個性を消してみたくなったし、洋服で自己主張し過ぎたくない時期だったのかも」

――興味深い変化ですね。

「仕事の影響もあったのかもしれない。テレビで話すのが私のお仕事ですから。口うるさく毒を吐いているのに、洋服まで奇抜だと観ている人には過剰にうるさいかなって(笑)。でも50歳を過ぎて、また変わったんですよ。細かいことは気にしなくなったというか……」

――と、言いますと?

「綺麗な格好をすることもあれば、10代の頃みたいに、また、自分のためだけに洋服を着るようになった気がします。だって、私みたいなオバさんが何を着ていたって、誰も気にしたり、文句言ったりしないだろうから」

――そんな(笑)

「とにかく、より自由気ままだから楽しいですよ」

見ているだけじゃなく着て初めて本質がわかる

――続いてYOUさんのお買い物について伺いたいんですが、洋服を選ぶ時に大切にしていることは何ですか?

「一言で言うと、好きか嫌いか。ホント、それだけです(笑)。好きなものが何かというのは言葉では表現できない。色も形もテイストもひとくくりに出来ないですから。実際に街に出て、お店に出向いて、自分の目でよく見て触って『好き!』と思ったら値札も見ないで買う。だから、買い物は一切迷わないです」

そこまで話すと、filageの秋冬コレクションが並んでいる場所へと向かうYOUさん。洋服を1枚1枚手に取り、細部までじっくり丁寧にチェックしている。

――いつも洋服の買い物に行かれる時は、こんな風にたっぷりと時間をかけてチェックされるんですか?

「はい。お店の人にとっては厄介なお客さんかもしれないけど(笑)、ついつい細かいところまで見ちゃいますねぇ。でも洋服が好きな人はみんなそうだと思いますよ。縫製とか生地の感じとか、デザインも細かく見ますし、値段とのバランスも大切だなと。今、じっくり見て気づいたんですけど、filageのこのシャツは、縫製がきちんとしているし、生地もデザインもさりげなく凝っていますよね」

――そうなんです。ありがとうございます。

「こういうお洋服は試着してみると、全然印象が変わるんですよ。眺めているだけじゃなくて、着ると本来の魅力が感じられるし、本質がわかるんじゃないかなと思う。だからね、お洋服の買い物において、試着はすごく大切ですよね。私が洋服を買う時は、いつも行く店の場合は値段すら見ないんだけど、試着はちゃんとしますから。どんな服でも、実際に袖を通して着てみないとわからないことがたくさんあるから。気になるなと思った服は、細部までチェックして、試着してみること。そこで、『好き!』と思えたら、迷わず買っちゃう。それがポイントといえばポイントかもしれない(笑)」


次回は、「おしゃれセンスの磨き方」について伺います。

Text 芳麗 / Photo 五十嵐瑛仁

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東京都出身。18歳でモデルやミュージシャンとしての活動をスタートし、現在TV、CM、映画と幅広く活躍している。

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